【女子バスケ】日本は地元ハンガリーに逆転負け パリへの切符は最終戦へ持ち越し
◇FIBA女子オリンピック世界最終予選(OQT) バスケットボール女子のパリ五輪世界最終予選を戦う日本は、開催地のハンガリーに75-81で敗戦。このグループは4チームが1勝1敗となり、どのチームも五輪出場権の可能性を残したまま、次戦の最終戦を迎えることとなります。 【画像】スペイン戦ではキャプテン林咲希が3Pを6本決めるなど20得点をマーク 世界ランク9位の日本は、日本時間9日の初戦で世界4位の強豪スペインを86-75で下し、白星スタート。10日は第2戦が行われ、世界19位のハンガリーと対戦しました。 勝てば五輪出場が決まる一戦で、第1Qは22-13と好調な滑り出し。しかし、第2Q以降はハンガリーの高さに加え、速いボール回しにも振り回され苦戦。地元ハンガリーの大声援が響く中、逆転負けとなりました。 日本の武器である3ポイントシュートは、初戦のスペイン戦で15本(40本中)決めましたが、9本(28本中)と成功率も下回る結果。また、リバウンド数では、初戦のスペイン戦では互角の数字を出しましたが、2メートル超えの選手もいるハンガリーには20本差をつけられました。 第1戦で日本に敗れたスペインは、カナダに60-55で勝利。第2戦を終えて、4チームが1勝1敗となり、得失点差により1位がカナダ、2位が日本。総得点の差で3位がハンガリーとなり、世界ランクグループ最上位のスペインが4位に位置します。 日本のパリ五輪出場条件は、グループ最終戦の結果次第。日本時間11日に行われる世界5位の強豪カナダに勝利。敗れた場合はハンガリーがスペインに勝つと日本の出場権獲得が決まります。全てのチームに五輪出場の可能性を残しており、し烈な争いが予想されます。 ▽ハンガリー開催 【第2戦結果】 スペイン 60-55 カナダ ハンガリー 81-75 日本 【順位表】()は得失点 1位 カナダ 1勝1敗 勝点3 (7) 2位 日本 1勝1敗 勝点3 (5) 3位 ハンガリー 1勝1敗 勝点3 (-6) 4位 スペイン 1勝1敗 勝点3 (-6) ▽パリ五輪の出場国「12国」 開催国のフランスと22年ワールドカップ優勝国のアメリカがすでに獲得。その2か国も参戦している世界最終予選は、4か国で開催され、各グループ4チームの総当たりにより、上位3チームが出場権を獲得します。フランスとアメリカのグループは、2チームが出場権を得ます。