ギリギリ? 日本代表、当落線上のアジア杯メンバー6人。外れる可能性があるのは?
GK:野澤大志ブランドン(FC東京) 生年月日:2002年12月25日(21歳) 2024リーグ戦成績:0試合失点 日本代表通算成績:0試合0失点 昨シーズン終盤に元ポーランド代表GKヤクブ・スウォビィク(現コンヤスポル)からポジションを奪ったFC東京の野澤大志ブランドンは、昨年12月末に発表された日本代表に初招集された。そのままAFCアジアカップ2023のメンバーに名を連ねると、出場機会こそ訪れなかったが、第3GKとしてカタールの地で貴重な経験を積んでいる。 ところが、同大会出場に伴いFC東京への合流が遅れると、J1リーグ第3節終了時点では1試合も出番を得られていない。野澤の代わりにはV・ファーレン長崎への期限付き移籍から復帰した波多野豪がゴールマウスを守っており、まずは彼からポジションを奪い返すことが、継続的に日本代表へ招集されるために必要な第一歩となるだろう。 加えてAFCアジアカップ2023は怪我の影響で欠場していた日本代表の正GK候補、大迫敬介(サンフレッチェ広島)が開幕から好パフォーマンスを連発している。3月に行われるワールドカップ・アジア2次予選に向けての代表復帰は確実視されており、代表内での序列を踏まえても今回の野澤の代表入りは難しいと予想されている。ただ、3月に親善試合を行うU-23日本代表メンバーに名を連ねる可能性はあるかもしれない。
MF:旗手怜央(セルティック/スコットランド) 生年月日:1997年11月21日(26歳) 23/24リーグ戦成績:8試合2得点2アシスト 日本代表通算成績:8試合0得点1アシスト 複数のポジションをこなせるユーティリティー性と正確な足下の技術が持ち味である旗手怜央は、今年1月に行われたAFCアジアカップ2023の日本代表メンバーに招集された。主にダブルボランチのレギュラーである守田英正のサブとしてプレーし、グループリーグ第2節イラク代表戦ではアシストを記録。第3節とベスト16では2試合続けてスタメンに名を連ねていた。 ところがラウンド16のバーレーン代表戦の35分に右足のふくらはぎを痛めて負傷交代。そのまま日本代表から離脱してリハビリに励んでいた。現時点では戦列に復帰できていないが、所属するセルティックのブレンダン・ロジャーズ監督は「チームに合流できるのは、インターナショナルブレイクの前(日本時間3月17日セント・ジョンストン戦)であることを望んでいる。ただ、試合に出られるのはその後になるかもしれない」と発言。復帰が間もなくであることを示唆した。 ロジャーズ監督の発言が正しいとすれば、3月21日と3月26日に行われる北朝鮮代表とのワールドカップ・2次予選に出場できるコンディションにある可能性は高い。ただ、セルティックは代表ウィーク明けの4月7日に首位レンジャーズとのオールドファームが控えている。旗手はレンジャーズ戦での相性が良いため指揮官としてもこの試合に万全な状態で臨みたいと願っているはずだ。こうした状況を総合的に判断すれば、今回の代表メンバー入りに関しては当落線上と判断するのが妥当だろう。