【ドタキャン問題】約束当日に、必ずキャンセルする同僚。その心は?
今回植松晃士さんにアドバイスしてもらうのは、ありがちな約束に関する悩み。ぜひ人生の参考に! 毎回来ない「ドタキャンマン」の心理とは? 教えてくれたのは……植松晃士さん ファッションプロデューサー 辛口だけど愛あるアドバイスは、ときにファッションの枠を超え、ハッピーな人生を摑むカギに!
お悩み:約束当日に、必ずドタキャンしてくる同僚の心理が理解できません!
月1の同僚との飲み会。当日、必ず体調不良や家庭の都合などを理由にキャンセルしてくる人がいます。しかも後日「その日は他の友達と遊んでいた」という話を平気でしてくる始末です。 ペンネーム:ぱにゃんにゃんさん(29歳・タクシードライバー)
植松さん まずドタキャンする人の心理だけど、理解する必要ある?って思うけど(笑)。そもそも罪の意識がゼロなの。ただそれだけ。悪いことをしている気がまったくないから、逆に自分がドタキャンされたとしても、そういう人は怒らないのよ。 常連M 深く考えてないのか。 植松さん 実は僕の知人にもドタキャンマンがいるんだけど。 常連M ドタキャンマン!(笑) ネーミングセンスがさすが。 植松さん 複数で予定を合わせるときに、その人の都合も踏まえて調整して、ようやく日程が決まったと思ったら、当日になると毎回「仕事が入った」「同僚が倒れたから病院に付き添う」「親の看病で」とあれやこれやと理由をつけて来ない。こっちも大人だから「また~?」ってなるだけだけど、どこにでもそういう人は一定数いるのよ。 常連M 私、ドタキャンが一番無理。だって、こっちはせっかく楽しみにしてたのに。そんな人とは関係を構築できないなと思っちゃう。 植松さん 期待していた自分が悲しくなるよね。こっちだって、いろいろ調整して約束の時間を迎えているわけでしょ。しかも何回もドタキャンされると、当日まで来るのか来ないのかわからず不安を抱えるし。 常連M 本当にそれ! 植松さん 毎回、そのドタキャンマンには、「江戸時代にあったとされるルール“江戸しぐさ”では、重罪なんだよ。人の大切な時間を奪う“時泥棒”だからね」って言うんだけどね……。僕は“時泥棒”になりたくないから、もちろんドタキャンしないし、遅刻だってしない。でも、ドタキャンマンには、いくら言ったって無駄。それを許せる人とだけ仲良くしていけばいいと思うし、もし誰もいなくなってもひとりで生きていけるタイプなのよ。とにかく、そんな人ときちんと向き合うのは損。約束はしてもいいけど最初から来ないものだと思っておくほうが、穏やかに過ごせるわよ。
【植松マスターの格言】
罪悪感ゼロな人の心理を理解しようとするのは無駄。来ない前提で誘うこと 撮影/伊藤泰寛 ヘアメイク/松本晃幸 スタイリング/曽我部将人 イラスト/中根ゆたか 取材・文/楢崎裕美 Edited by 松本 薫
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