水原通訳の7億円に値する金属バットのドキドキは3000円…大阪・伝説の店「肝どん」700円エンドレス焼酎飲み放題での後悔
伝説の居酒屋「肝どん(チムドン)」の蛇口飲み放題
――大谷選手の通訳の方はどういう気持ちだったんでしょうね。身近に大金を稼いでいるスターがいる。だけど、そのスターは全然お金に執着がない。 友保 でも、あの通訳の人も、けっこうもろてたんでしょ。うーん、なんでみんなそんな金ほしいんやろな。 小林 絶対足りてるよな。 友保 なぁ。でも、あのドキドキ感なんでしょうね。ギャンブルドキドキっておもろいもんな。じゃんけんでもおもろいもんな、モノ賭けたら。タバコとかもなあ。これ勝ったらタバコもらえるいうたら。昔あったやん。お釣りじゃんけん。 小林 あったあった。 友保 先輩が払ってくれて、そのお釣りを後輩がじゃんけんで持って帰れるっていう。あれ、マジで喉枯れるぐらい緊張した。このじゃんけん勝つだけで3000円くらいもらえるのかっていうの。 小林 3000円でかかったもんな~。 友保 マクド食えるな、ラーメンもいけるし、もっとしたら飲めるしね。「肝どん(チムドン)」っていうめっちゃ安い店があって、生ビールが一杯100円。壁にね、蛇口がついてあるんですよ。でも、回すとこがついてなくて、700円払うと回すとこ貸してくれる。で、そっからエンドレス焼酎飲み放題。 小林 あれ、たぶん赤字なんやろな、原価割れてるから、団体で行ったときに泡盛一本タダでくれるんですよ。ビール飲んでほしくないから(笑)。 友保 あの泡盛絶対残んねんな。全員ベロベロになってご機嫌で、次の日最悪。 ――確かにお釣りじゃんけん3000円あったらいろいろできますね。 友保 あれのスーパーマックス版か、大谷選手の通訳の人のやつは。じゃあもう信じられんくらい楽しかったでしょうね。だって7億円張った勝負で勝ったら、しっこ漏らすよ。 小林 パンツなんか安いしな。 友保 ズボンも安いよ、7億円に比べたら。なんなら帰りに車つぶして帰るかもしれん(笑)。
矢沢永吉が見つけた最高の親子丼
――芸能界だとよくあるのがタレントのお金をスタッフが流用してしまうというやつですね。 友保 さだまさしとかもそうだし、永ちゃん(矢沢永吉)もそうやね。でもみんなちゃんと返してますもんね、がんばって。あれでパワーアップしてるもんな。さだまさしなんかツアー回りまくって、NHKで『生さだ』(「今夜も生でさだまさし」)やって、いろんな地方からくる手紙に全部エピソードとして返してるもんな。「⚪︎⚪︎市はなんちゃらがうまくてね~」とか。あれすごいよ。永ちゃんも全部返して、今いっちゃんうまい店は「なか卯」って言ってましたよ。「最高の親子丼見つけた」って。 ――最終的にそうなるんすかね、なか卯の親子丼が一番うまいという境地。 友保 いや、なか卯なんて一生うまいですよ、あんなもん。なか卯のバターあさりうどんみたいなやつはイマイチやった。たまになか卯も裏切ってくる。そういうとこかわいい。 ――さっきから鯉がめちゃめちゃお二人のことを見てきますね……何かを訴えかけている。 友保 エサくれいうことですかね。辛い思いしてるから、人間に媚びることをおぼえてしまった……。 小林 エサやるから恩は明日フジテレビ(THE SECONDノックアウトステージ)で返してくれよ。 取材・文/西澤千央 写真/高木陽春