野党「祖国革新党」のチョ・グク（曺国）代表(c)news1

【12月13日 KOREA WAVE】韓国で、娘の大学院不正入学などの罪で懲役2年の実刑が確定した野党「祖国革新党」のチョ・グク（曺国）代表。その娘であるチョ・ミン氏が父親との関係について言及する一方で、SNSには過激な悪質コメントが殺到し、批判が高まっている。 チョ・ミン氏は10日、自身のYouTubeチャンネルに「2024年最後の悩み相談室」と題した動画を公開した。そのなかで、視聴者からの質問に答える形で、父親との関係について語った。 「私に『父にこう言え』『ああ言え』という方がとても多い。逆に父にも『チョ・ミンにこうしろ』という人がいる。父も公人であり、私も顔が知られ、交流の場が活発になっているためだと思う」 「私たち家族は完全にお互いを尊重し合っている。私は父がすることを完全に尊重し、父も私がすることを完全に尊重している。それが健全な家族関係だと思う」 そのうえで「私たちが親しいからといって、他人がそれを超えて踏み込む行動をするのは間違っている」と強調し、「父がどのような行動をしても私は尊重するし、父も私を尊重している。だから父に何か言いたいことがあるなら、私ではなく父本人に直接伝える方が良い。私に言っても伝わらない」と訴えた。 韓国最高裁は12日、収賄罪や職権乱用罪に問われたチョ・グク被告に対する懲役2年の2審判決を支持し、実刑が確定した。これにより、チョ・グク氏は議員職を失うことになった。 判決後、チョ・ミン氏のSNSには「父親の面倒をしっかり見ろ」「父に差し入れるために仕事を頑張らないとね」「恥を知れ。お前のせいで父親がこんな重要な時期にまた窮地に立たされた」「父親の懲役おめでとう」など、悪質コメントが次々と投稿された。 （c）KOREA WAVE/AFPBB News