23年テレビ出荷10.1%減 前年割れ3年連続、物価高影響
電子情報技術産業協会(JEITA)が24日発表した2023年の薄型テレビの国内出荷台数は、前年比10.1%減の437万3千台だった。前年割れは3年連続。新型コロナウイルス禍での「巣ごもり需要」が一巡した影響が続いたほか、物価高を背景に家電向け消費は低調だった。 年度末の決算セールがある3月とボーナス商戦がある7月が、いずれも前年比で20%程度減少したことが響いた。 サイズ別では、50型以上が7.4%減の178万8千台で最も多く、40~49型が13.6%減の121万7千台、30~39型が7.3%減の91万7千台で続いた。