大谷翔平、48号の喜びより悔いたのは『6回の打席』…“WBC世界一”の舞台にも感慨にふけることもなし「ベンチが逆なので」
◇17日(日本時間18日) 大リーグ マーリンズ11―9ドジャース(マイアミ) ドジャースの大谷翔平が17日、マーリンズ戦で5試合ぶり48号2ランを放った。前人未到の「50-50」にまた一歩近づいた。 ◆大谷翔平、2階席へ飛び込む豪快弾で「48-48」達成【動画】 大谷にとって、思い出の地マーリンズの「ローンデポ・パーク」。昨年、2023年のWBCで世界一を達成した場所で、ここのロッカールームであの名スピーチ「憧れるのをやめましょう」は生まれた。 あの時以来のプレー。大谷は当時の記憶が蘇ったのかと聞かれると、「ベンチが逆なのでそこまで一緒の感じがしなかった」。昨年、侍ジャパンはホームの三塁側のロッカーで、この日はビジターの一塁側のロッカーを使用。過去を振り返らない男は、感慨にふけることもなかったようだ。 48号は生まれたが、大谷はその1本より、1点を追う6回の好機での 空振り三振を悔いた。「(本塁打は)反撃につながる1本だったので良かったが、6-7の一、三塁の方が得点したかった」。 「50―50」の重圧は「あまりない」と話す一方で、初めてプレーオフ争いをする9月についてこう語った。「楽な試合は少ない。チーム状況的に五分五分で今月もきている感じなので、あまり今を意識する余裕がない」。1日1日、全力で勝利を目指す。今の大谷は「優勝」の2文字しか意識していない。
中日スポーツ