ルーラがMP0!? 「ドラクエ3リメイク」をクリアして見えた快適さと賛否
「HD-2D版 ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」(以降DQ3HD)が11月14日に発売されました。筆者は最近スマホゲーやオンラインゲームばかり遊んでいてコンシューマーゲームにはあまり手を出さない上、リメイク作は「同じゲームを2度やるのもなあ」という思想からあまり遊ばないタイプの人間なのですが、今回ばかりは世間の盛り上がりについつい手を出してしまい、クリアまでガッツリ遊んでしまいました。 【動画】500万回再生されたトレーラー映像 DQ3をやるのは96年のSFC版以来。DQ3はゲームボーイカラーやスマホアプリなどさまざまな機種に移植されていますが、それらをプレイすることはありませんでした。そんな状況なので「懐かしい~」と思うところもあるのですが、記憶が曖昧になっているため、なかなか過去作との比較ができない状況です。 とくに今回は新要素としてあちこちに新たなボスキャラが配置されているのですが「こんな敵いたっけ……?」となっておりました。私に限らず「ナイルのあくま」に疑問を覚えていた方は多かったと思います。 それに限らず旅の過程で見られるオルテガの思い出も盛りに盛られていたように思うのですが、これも記憶が曖昧です。ここまで明確に過去の思い出は語られていなかったように思うのですが。ただし、このあたりの記憶の曖昧さも含めてたいへん楽しませてもらいました。 最後の最後には「これは過去なかっただろう」という、このリメイクが3から発売された理由が分かるエピソードが追加されており、今後「1&2」のリメイクも買うしかないと思わされるものになっていました。 以上、ざっくりと語ると「おおむね楽しかった!」となる作品ではありますが、ネットの反応を見ているとやや賛否が入り交じっているものを感じました。おもに話題になっていたのは難易度について。今回は難易度が3段階に設定できるというのが過去になかったポイントなのですが、一番難しい難易度でも簡単ではないか、という意見も聞かれました。その意見がなぜ出てきたのか、というところも含めて書いていきたいと思います。