3人の愛娘を殺されてもなお平和と尊厳を追求するガザ出身医師の誓い「私は憎まない」、予告編公開
ガザ地区出身の医師であるイゼルディン・アブラエーシュ博士。イスラエル軍の砲撃で3人の愛娘を亡くしてもなお共存の可能性を信じ、ヒューマニティに基づいて行動するその姿に迫ったドキュメンタリー「私は憎まない」が、10月4日(金)よりアップリンク吉祥寺ほか全国で順次公開される。予告編が到着した。 「私は憎まない」予告編 ガザの難民キャンプで生まれ育ち、イスラエルの病院で働く初のパレスチナ人医師となったアブラエーシュ博士。産婦人科でイスラエル人とパレスチナ人双方の赤ちゃんの誕生に携わりながら、平和への架け橋になろうとしてきた。 ところが2009年、自宅をイスラエル軍の戦車に砲撃され、3人の娘と姪が殺される。直後にイスラエルのテレビで博士の涙の叫びが生放送され、衝撃を呼んだ。その翌日、博士はテレビカメラの前で憎しみではなく共存を語り、その赦しと和解の精神から“中東のガンジーやマンデラ”と呼ばれるように。 そして2023年、ハマスの奇襲とイスラエル軍の報復で戦火が拡がる中、彼の信念は再び試される──。
「私は憎まない」
監督:タル・バルダ プロデューサー:ポール・カデュー、マリーズ・ルイヤー、イザベル・グリッポン、タル・バルダ 制作: Filmoption 配給:ユナイテッドピープル 92分/カナダ・フランス/2024年 公式サイト:http://www.unitedpeople.jp/ishall