鹿沼ボーイズ・吉田怜生、ベースランニング大会で圧倒V…関東ボーイズリーグ大会開会式
メニコン杯第27回関東ボーイズリーグ大会(報知新聞社など主催)の開会式が6日、ベルーナドームで行われた。中学180チーム、小学15チームが参加する“最大規模”の大会。入場行進の後には恒例のベースランニング大会が行われ、鹿沼ボーイズ・吉田怜生(3年)が14秒63で優勝した。大会は14日から行われる。 ※ ※ ※ 鹿沼・吉田は一塁を回ってグングンと加速した。スムーズなコーナリングでトップスピードに乗り、ラストスパート。14秒63のタイムで参加172人の頂点に立った。 「1位を取れるとは思っていなかったので(名前を)呼ばれた時に驚きました。うれしいです」。チーム一の韋駄天(いだてん)は中学で陸上部に所属。50メートル6秒4、100メートル11秒8を誇り、1年時の県大会では200メートルの部で5位に入ったことがある。「父も速かったと聞いています」。父と4つ上の兄が学生時代に通った“二刀流”の道を歩み、“東日本最速男”の称号を手にした。 「緊張でうまく足が回らなかったけど、タイムが思ったより速かった。普段、こういうところでプレーすることはない。とてもうれしい気持ちです」。チームでは主に二塁と外野を守り、俊足を生かし1番を打つ。「盗塁は積極的に狙っています。チームは最近全国(大会)に行けていないので、自分たちの代で行きたいと思います」。プロを夢見るスピードスターが、自慢の足を見せつけた。 ◆ベースランニング大会 成績◆ 順位:選手(所属=学年)記録・秒 【中学生男子の部・トップ20】 1位:吉田怜生(鹿沼=3年 14.63 2位:大渕健太(東京江戸川=3年)14.73 3位:斎藤澪央(筑西田宮=3年)14.82 4位:亀井明輝(京葉=3年)14.88 5位:岡智輝(八千代=3年)14.92 6位:大澤駿也(横浜緑=2年)14.96 7位:神永帆飛(上三川=3年)15.07 8位:千葉隆雅(仙台=3年)15.08 9位:板橋優惺(江戸川=3年15.09 10位:神崎朔也(宮城栗原=3年)15.15 10位:萩原雄大(高崎中央=3年)15.15 12位:小倉大翔(伊勢原=3年)15.19 12位:井出來夢(越谷=3年)15.19 14位:渡邉四維(春日部=3年)15.23 15位:森翔太郎(世田谷成城=3年)15.27 15位:石川瑛太(東大和狭山=3年)15.27 17位:長谷川将大(新潟=3年)15.28 17位:加藤稜翔(成田=3年)15.28 19位:森朝飛(高崎=3年)15.29 19位:遠藤連太郎(都筑中央=3年)15.29 【中学生女子の部・トップ5】 1位:大高千怜(小山=2年)16.35 2位:関根百花(東京城南=2年)16.62 3位:岡部玲杏(浦和=3年)16.63 4位:小松莉々姫(寒河江=3年)16.69 5位:秋山望々愛(高崎=2年)17.12 【中学生女子の部・優勝】小山・大高千怜「人工芝はとても走りやすかった。途中でベースを踏む歩幅が合わなくて不安でしたが、1位を取ることができてうれしいです」 ◇ベースランニング大会優勝者コメント 【小学生男子の部・トップ5】 1位:小針龍成(都筑中央=6年)16.77 2位:茨木雄之介(荒川=6年)17.12 3位:平田神楽(東京世田谷=6年)18.06 4位:鈴木理稀(相模=6年)18.08 5位:望月佑絆(宇都宮=5年)18.12 【小学生男子の部・優勝】都筑中央・小針龍成「1位が取れると思ってなかったのでうれしい。人工芝は走りやすかった。ここ(ベルーナドーム)でプレーもしてみたいです」 【小学生女子の部・トップ5】 1位:中村優里(荒川=6年)19.86 2位:浅田萌結(毛呂山=6年)20.17 3位:内藤心那(勝呂=5年)20.38 4位:金次真央(坂戸中央=5年)20.54 5位:佐藤玲奈(相模=4年)21.09 【小学生女子の部・優勝】荒川・中村優里「ちょっと外側に回っちゃったけど、足の回転を速くできたからよかったと思います。水泳もやっていて、もし水泳ができなくなったらプロ野球選手になりたい」
報知新聞社