15大会ぶりに帰ってきた名門帝京が開幕戦を2―1で勝利 カナリア軍団が通算7度目の優勝を目指して好発進
第103回全国高校サッカー選手権大会1回戦(28日、帝京2―1京都橘、国立)帰ってきた伝統校が力をみせた。15大会ぶり35度目の出場となる帝京(東京B)が2大会連続11度目の出場となった京都橘との開幕戦を制して1回戦を突破した。 幸先よく先制点を取った。前半の入りは京都橘がロングスローなどでペースをつかんだかと思ったが、帝京が前半5分に左CKからDFラビーニ未蘭(3年)の高い打点から繰り出されたヘディングで合わせてゴールネットを揺らした。その後は一進一退の攻防となって得点はなく、帝京の1点リードで前半が終了した。 後半は京都橘が序盤から何度もゴール付近までチャンスを作ると、後半33分にショートコーナーからのクロスにMF桐原惺琉(3年)がヘディングで合わせて同点に。追いつかれた帝京だったが、中盤付近でボールを奪うと後半35分にFW宮本周征(2年)がゴール右隅にうまくコントロールしたシュートを決めてすぐさま勝ち越した。 帝京が国立でプレーするのは、2009年度大会の開幕戦以来。新国立での試合は初めてとなった〝カナリア軍団〟が通算7度目の優勝に向かって好発進した。