食や文化 触れて楽しむ 国際交流推進協会 「IIDA地球村」開く【長野県飯田市】
飯田国際交流推進協会は24日、多文化共生イベント「IIDA地球村」を長野県飯田市丸山町のかざこし子どもの森公園で開いた。飯田下伊那地域の外国人住民が伝統料理をふるまったり、文化を紹介したりして来場者と交流を深めた。 同公園主催の「もりもり文化祭」に出展する形で展開した。地域住民との相互理解を深めようと開いている「国際交流の夕べ」のミニイベントで、コロナ禍の影響で5年ぶりとなった。 さまざまな国の食文化を楽しむ「ワールドキッチン」では、中国とブラジル、スリランカ、日本の料理を提供。餅つきや、同協会に加盟する3団体によるブースもあった。 ブラジル日系人スポーツ文化協会(ACENB)は、ブラジルとスリランカの家庭料理計5品をふるまった。ブラジルのポピュラーなサンドイッチ「カルネ・ロウカ」は200個用意し、イベント開始後すぐに配り終えた。船橋辰也会長(53)は「小さなイベントだが、市民の皆さんに知ってもらえてうれしい」と話していた。 同協議会の熊谷仁志副会長(65)は「食などを通していろんな方に興味を持ってもらい、相互理解の輪が広がっていけば」と話していた。