「サンチェスはケパよりも手首が弱い」とファン批判 チェルシーは誰にGKを任せるべきか
傑出したGKがいない?
チェルシーはプレミアリーグ開幕節で、マンチェスター・シティに0-2と敗れた。18分にアーリング・ハーランドに先制点を決められると、惜しいチャンスもあったものの流れを引き寄せることができず、84分にはマテオ・コバチッチにミドルシュートを決められ万事休すとなった。 [動画]チェルシーが2失点を喫した開幕節マンチェスター・シティ戦 王者に力の差を見せつけられた形となったが、ファンは2点目のコバチッチのゴールの際に、GKロベルト・サンチェスがシュートを止められたと考えているようだ。サンチェスはシュートに触れたものの、手を弾き飛ばされてしまい、このプレイにケパ・アリサバラガの面影をみたと英『THE Sun』は伝えている。 「サンチェスはケパよりも手首が弱い。強いシュートでもなかった!」 「ケパの復帰はありえないよ」 「このクラブは、ロベルト・サンチェスがひどいプレイをするのを何度見れば、彼が本当にひどいプレイをするのだと気づくのか。本当に腹が立つ。彼はひどい。災難だ。彼を追放すべきだ」 同紙はSNS上に投稿されたファンのコメントをいくつか紹介している。サンチェスは20-21シーズンにブライトンで正GKの座をつかんだが、マシュー・ライアンのアーセナル移籍という要因も絡んでいた。22-23シーズンもレギュラーではあったが、シーズン後半はジェイソン・スティールにポジションを譲っている。チェルシーへ移籍してからも負傷が影響し、文句なしの正GKという立ち位置ではなかった。 チェルシーは今季フィリップ・ヨルゲンセンをビジャレアルから獲得しており、昨季後半に良いパフォーマンスを見せたジョルジェ・ペトロビッチもいる。レアル・マドリードからレンタルバックしたケパもいるのだが、ケパは19-20シーズンにリーグ最低のセーブ率を記録するなどチェルシーではうまくいっておらず、上記のコメントを見る限りファンの信頼は得られていないようだ。 開幕節ではサンチェスがゴールマウスを守ったものの、誰が絶対的な正GKに収まるのかは見えておらず、チームに安定感をもたらすためには屋台骨となる正GKを固定することも必要に思える。かつてチェルシーはペトル・チェフやティボー・クルトワなど鉄壁のGKを擁しており、チェルシーといえばワールドクラスのGKがいるチームという印象も残っているが、だからこそファンは現状に満足できないのかもしれない。
構成/ザ・ワールド編集部