渡辺謙 「小・中・高ずっと」夢中でやっていたこととは そこから役者を目指したワケ「東京に出て…」
俳優の渡辺謙(65)が4日放送のTBS「人生最高レストラン」(後11・15)にゲスト出演。俳優になろうと思ったきっかけについて語った。 【写真あり】杏 父・渡辺謙とイタリア旅行「父もはしゃいでおります」 パリでは家族でピクニックも MCの「極楽とんぼ」加藤浩次から「いつ頃、役者を目指したんですか」と問われると、新潟県出身の渡辺は「よく分かんないんですよね。ずっとトランペット吹いてたんで、音楽やりたかったんですよ」と打ち明けた。 しかし「音楽で飯食うだけの才能はないなってあきらめて」と告白。「小・中・高ずっとトランペット吹いてたんで。ブラスバンドで」としたものの「お金かかるし、音大とか入るのって。まあ田舎からだとまあ無理だなって」と説明した。 それでも「あの山を越えないと何も始まんないなって思ったんですよ。越後三山っていうのに閉ざされてるんで」と上京を決意。「とりあえず東京に出て、劇団でも入ってみっか」と考えるようになった。 その際はつても何もなかったが「とにかくお芝居やってる人と知り合いになったり、バイト先でとか。いろんなお芝居を見たりして8カ月ぐらいかな。で、翌年に受けたのが『(演劇集団)円』っていうところなんですよ」と振り返った。 加藤が「なんで役者になっていったんですか」とも尋ねると、「たまたま1年ぐらいたった後に、蜷川(幸雄)さんのオーディションで受かっちゃったんですよ」と渡辺。加藤が「そこから大河に行くのはどのぐらいあるんですか」とNHK大河ドラマ「独眼竜政宗」で主演を務めるまでの期間を聞くと、「5年か6年くらい」と平然と話した。 加藤が「凄くない?1年で蜷川さんの舞台に出て、その5年後には大河の主演よ」と感心すると、渡辺は「でもね、凄く俳優を育てようっていう環境がありましたね。当時。だから僕が全然知らないところで、ちゃんとレールを敷いてもらってた感じはありましたね」と感謝した。