米Stripeがステーブルコイン事業を強化、11億ドルでBridge買収
暗号資産(仮想通貨)ビジネスへの進出を狙う米決済企業ストライプ(Stripe)は、ステーブルコイン決済プラットフォームのブリッジ(Bridge)を11億ドル(約1650億円、1ドル150円換算)で買収すると、米メディアのテッククランチ(TechCrunch)の創設者、マイケル・アリントン(Michael Arrington)氏が20日、Xに投稿し、その後、ストライプとブリッジの両社が認めた。 ストライプの共同創業者兼CEOのパトリック・コリソン(Patrick Collison)氏は、Xに次のように投稿している。 「ステーブルコインは金融サービスのための常温超伝導体だ。ステーブルコインによって、世界中の企業は今後数年間でスピード、カバレッジ、コストの大幅な改善の恩恵を受けることになる。ストライプは、世界最高のステーブルコイン・インフラストラクチャを構築する予定であり、そのために @stablecoin(編集部注:ブリッジのXアカウント)を@stripeに迎え入れることができてうれしく思う」 Stablecoins are room-temperature superconductors for financial services. Thanks to stablecoins, businesses around the world will benefit from significant speed, coverage, and cost improvements in the coming years. Stripe is going to build the world’s best stablecoin… https://t.co/6yKi7OKXVT — Patrick Collison (@patrickc) October 21, 2024 8月末に5400万ドルの資金調達を行ったブリッジは、米決済大手スクエア(Square)と米暗号資産取引所コインベース(Coinbase)での経験を持つザック・エイブラムス(Zack Abrams)氏とショーン・ユー(Sean Yu)氏が設立、スペースXやコインベースを顧客に抱えている。 ブリッジは以前、ブロックチェーンにおけるストライプを目指しており、さまざまな開発者が活用できるグローバルシステムを構築すると述べていた。 一方、ストライプは米サークル(Circle)が発行するステーブルコイン「USDコイン(USDC)」を通じた暗号資産関連サービスの拡大を検討している。 米CoinDeskは両社にコメントを求めているが、当記事執筆時点までに回答はなかった。 |翻訳・編集:CoinDesk JAPAN編集部|画像:Shutterstock|原文:Stripe in $1.1B Acquisition Deal for Stablecoin Platform Bridge
CoinDesk Japan 編集部