“超強豪“がまさか…夏の甲子園、早くも敗退した有力校(2)「春夏連覇」の偉業は2回戦で
8月7日に開幕を迎えた第106回全国高等学校野球選手権大会。今夏の甲子園もいよいよ終盤へ突入しているが、全国屈指の強豪校が相次いで敗退しており、例年にも増して激戦の様相を呈している。ここでは、下馬評も高かった中、大会序盤で姿を消した甲子園常連校を取り上げたい。 【表】夏の甲子園2024 組み合わせトーナメント表
健大高崎(群馬)
今春のセンバツ甲子園を制し、春夏連覇の偉業を目指した健大高崎(群馬)。しかし、2回戦で聖地を去ることとなった。 機動力を活かした攻撃を武器に、強豪校へと成長した健大高崎。2012年のセンバツ甲子園では準決勝で敗れたが、大阪桐蔭相手に1-3の接戦を演じた。 また、今春のセンバツ甲子園では、群馬県勢として初の春制覇。今夏の群馬県大会では、準決勝で前橋育英に9-8と大苦戦したものの、勝ち切って決勝へ。そのままの勢いで代表の切符を勝ち取った。 初戦の英明(香川)との試合は、投手陣が奮起し、1-0で辛くも勝利。続く2回戦は、強豪・智弁学園(奈良)との一戦となった。 先制したのは、健大高崎だった。しかし、智弁学園のエース左腕・田近楓雅の前になかなか追加点を奪えず。ロースコアの展開で試合が進む中、9回表に勝ち越しを許し、1-2で敗れた。 チームの絶対的エース・佐藤龍月が故障でメンバー外というアクシデントはあったが、それでも想像以上に早い夏の終わりとなった。
ベースボールチャンネル編集部