映画『ガチ星』主演の安部賢一さん 俳優、コーヒー店、米作り“三刀流”に挑戦 地元・大分を選んだ理由
安部賢一さん: 「もう辞めようと決意した時、最後の最後のチャンスに『ガチ星』という作品に出会えました。そこから様々な作品に携わることができたんです」 ■“三刀流”地元で挑戦 順風満帆にいくかと思いきや、コロナ禍に直面して仕事が激減。安部さんは人生を見つめ直すきっかけになったと振り返ります。 安部賢一さん: 「少しリラックスして、いろんなことに視野を広げて挑戦してもいいんじゃないかなと考えました。それができるのは、やっぱり地元だなと思ったんです」 店では5種類のスペシャルティコーヒー豆を用意。一人一人の好みにあわせて酸味や苦味を調整します。味わいの追求とともに大切にしているのが人との関わりです。 さらに、去年から知人の協力を得て米作りに挑戦。過疎化が進む地域の活性化に貢献しようと、担い手が不足する田んぼの手伝いに力を注いでいます。 安部賢一さん: 「米作りのノウハウは、知り合いの会社社長から学びました。今年収穫した米は、子ども食堂に寄付する予定です。50歳になったし、とにかく興味のあることをどんどんやっていこうと思っています。みんなで協力し合って良い状況をつくっていきたい」 俳優、コーヒー店の経営、米作りと“三刀流”の道を進む安部さん。その原動力となっているのは、ふるさとへの思いです。 安部賢一さん: 「この場所が一つあるだけで人が集まってくれていろんなことが始まる。俳優業もこれから継続しますし、情報発信源になればいいなと思っています」
大分放送