2024年スニーカートレンドを予想! “サンバ”の次は「オニツカタイガー」の“メキシコ 66”
目まぐるしく変化するトレンドの中で、スニーカーほどシーズンを超越して支持されるアイテムはない。一日中歩き回っても疲れない履き心地の良さと、それだけで注目を集めるスタイリッシュさを併せ持つスニーカーは、まさに私たちのワードローブの縁の下の力持ちだ。 【写真】セレブ愛用スニーカーを大調査! 王道ブランドの人気モデルをランキングBEST11 今年だけで見ても「ウェールズ ボナー(Wales Bonner)」と「アディダス」のコラボレーションが発表され、ドロップされた限定アイテムが飛ぶように売れた。さらに夏には「アディダス 」の“サンバ”が人気再燃。そして今、ファッション業界人たちの足元でその存在感を示しているのが「オニツカタイガー」の“メキシコ 66(MEXICO 66™)”だ。
“メキシコ 66”の復活は8月にさかのぼる。ストンパーブーツ、オーガンジーワンピース、バレエシューズなどを再びトレンドの文脈に乗せたコペンハーゲン・ファッションウィークで、「オニツカタイガー」の“メキシコ 66”は、オーバーサイズのスーツやゆったりしたデニムとシャツの組み合わせに並んで登場。個性的なアンサンブルにこなれ感をプラスしたり、無駄をそぎ落としたシンプルな装いのワンポイントとして、それぞれの着こなしを引き立てていた。
このコペンハーゲンで見られたトレンドには多くのセレブたちも追従。ヘイリー・ビーバーは黒の“メキシコ 66”にルーズなデニムとぴったりしたプラダのトップスをスタイリング。ベラ・ハディッドは細身のブラックデニムとオーバーサイズのコートに合わせた。カイア・ガーバーはイエローのモデルを愛用中で、アディソン・レイは白の“メキシコ 66”を履いている姿が目撃されている。つまり今、「オニツカタイガー」の“メキシコ 66”は大きな軌道に乗っているのだ。
言うまでもなくこの靴には語られるべき歴史がある。今、誰もが履いているスニーカーの最も古いモデルは、1961年に登場した、細身のシルエットが特徴のスニーカー“リンバーアップ”だ。2002年、このモデルをベースに1966年発表の“リンバー”の“オニツカタイガーストライプ”を組み合わせて現在の“メキシコ 66”モデルが誕生した。