【130万円の壁】パート先の時給が50円上がるので今までどおり働いていたら「扶養のライン」を超えそうです。超えた場合、どのくらい負担が増えるのでしょうか?
まとめ
本記事では、「扶養のライン」を「社会保険(健康保険・厚生年金保険)への加入のライン」と想定し、年収130万円(106万円)の壁を超えた場合、どのくらい負担が増えるのかについて解説・試算しました。 年収130万円のときの試算結果は、以下のとおりです。 ●健康保険料の負担額: 月額5489円(年額6万5868円) ●厚生年金保険料の負担額:月額1万65円(年額12万780円) ●負担額合計:月額1万5554円(年額18万6648円) 年収106万円のときの試算結果は、以下のとおりです。 ●健康保険料の負担額:月額4391円(年額5万2692円) ●厚生年金保険料の負担額:月額8052円(年額9万6624円) ●負担額合計:月額1万2443円(年額14万9316円) 試算結果を見ると、「思った以上に負担が増える」と思われる方もいるでしょう。ただ、令和6年10月にも「短時間労働者に対する健康保険・厚生年金保険の適用拡大」が行われたように、今後、扶養内でいることは難しくなっていくかもしれません。この機会に、今後のご自身の働き方や社会保険との付き合い方を考えてみるのもよいのではないでしょうか。 出典 日本年金機構 従業員(健康保険・厚生年金保険の被保険者)が家族を被扶養者にするとき、被扶養者に異動があったときの手続き 日本年金機構 パート・アルバイトの皆さまへ、配偶者の扶養の範囲内でお勤めの皆さまへ 国税庁 家族と税 全国健康保険協会 協会けんぽ 令和6年3月分(4月納付分)からの健康保険・厚生年金保険の保険料額表(東京都) 日本年金機構 令和2年9月分(10月納付分)からの厚生年金保険料額表(令和6年度版) 執筆者:中村将士 新東綜合開発株式会社代表取締役 1級ファイナンシャル・プランニング技能士 CFP(R)(日本FP協会認定) 宅地建物取引士 公認不動産コンサルティングマスター 上級心理カウンセラー
ファイナンシャルフィールド編集部