帽子→被らなくてOK 革靴→スニーカーでもOK 変化するバス運転手の労働環境
RKB毎日放送
バス運転手の労働環境を改善する動きが加速しています。 夏季限定で制帽の着用を任意にしたり、革靴に限っていたものをスニーカーもOKとしたり、サングラスの着用を試験的に導入する事業者もあります。 【画像で見る】西日本鉄道 バス運転手の労働環境改善 背景にあるのは、暑さ対策だけではありません。このままだとバスが街を走らなくなる日が来るかもしれない、そんな危機感です。 ■西日本鉄道 バス運転手の帽子を任意に 西鉄バスの運転手「暑いですね」 福岡県を中心にバスや鉄道事業を展開する西鉄は、バスの運転手から「帽子は蒸れて暑い」などの意見が多数寄せられたことを受け、6月~9月に限り、制帽の着用を任意としました。 西鉄バスの運転手 「楽ですね、風が直接頭に当たるので、気持ちいいですね」 記者 Q帽子はどこにあるんですか? 西鉄バスの運転手 「帽子はいつもここにかけています。個人個人の判断になると思うんですけど、私はどっちでもいいかな」 記者 髪型決まってますね 西鉄バスの運転手 「朝けっこう時間がかかるんですよ。固めてますので。眠気も来ないし、快適ですね」 ■2006年~制服着用は事業者の判断に 道路運送法で運転手や車掌などには制服の着用が義務付けられていましたが、2006年にこの規則が廃止されて以降は各事業者の判断に委ねられています。 ■西鉄は帽子の着用義務付けていた 西鉄は創立100周年を迎えた2008年に制服を一新。夏服では初めてノーネクタイのクールビズスタイルを採用しましたが、制帽の着用は義務付けていました。 西鉄 人財戦略推進室 池田廣栄さん 「西鉄としましては『制帽も含めた上での制服』というところで、これまで着用を行っております。『運転席で非常に暑くなる』『帽子で蒸れる』ところがあって、運行上の支障になるという意見も一部ありましたので、任意化という形で行っています」 バス運転手の制帽着用が任意になったことについて利用客は。 利用客「別に気にならない。帽子は蒸れるんでしょう。」 利用客「別に被るべきってことはないと思う。」