エマージェンザ世界大会4位、ベストシンガー賞に スネアカバーの戦略とは?
エマージェンザはコンテストだ。コンテストである以上、勝敗がある。2017年度世界大会で優勝したのは、デンマークのバンド「The Agency」だった。2位はロシアの「Vosem Po Grinvichu」、3位はドイツの「The Truemen」の手に渡った。 日本のスネアカバーは、4位。バンドサウンドが響き渡るフェスで、ソロとして勝負するのはかなりのリスクがあった。それでも、その他のバンドを抑えて4位を勝ち取り、「ベストシンガー賞」も授与された。世界最大のインディーズ・バンドのコンテストでこの賞を受賞したということは、世界一のシンガーであることを意味する。斎藤の圧倒的な歌唱力が世界に認められた瞬間だった。 エマージェンザを通してスネアカバー斎藤が得た経験は、ただ勝負だけに留まらなかった。コンテストという形式を借りて、自分自身を磨き上げていくチャンスを与えられた。自信を持つことをより強く意識することができた。ライバルとなった国内外の多くのミュージシャンへのリスペクトと、自分を支えてくれる周りの人達への感謝の気持ちも高まった。もともと、世界を視野に入れて活動してきたというスネアカバー。今後は国内外での活躍の場が広がることが期待できそうだ。