手入れしてない加湿器、部屋中に細菌をばら撒いているかも…。適切な掃除方法と頻度は?
冬の乾燥した時期には、加湿器は天の恵みのようであり、肌や喉・鼻の乾燥を防いでくれます。 加湿器には常に新しい水を入れているため、それほど頻繁に掃除する必要はないと思うかもしれません。 しかし、やはり掃除は必要です。加湿器を掃除することで、加湿ミストと一緒に微生物などが空気中に飛び散るのを防ぐことができます。
加湿器の適切なメンテナンス
加湿器のお手入れ方法を説明する前に、より健康的な加湿器の使い方を知っておきましょう。 メイヨークリニックは、水道水の代わりに蒸留水か脱塩水を使うことをすすめています。水道水にはミネラル分が含まれており、バクテリアの繁殖を早める可能性があるのです(また、ミネラル分は、加湿器の近くの家具に白い粉のようなものを集める原因にもなります)。 ミネラルを吸い込んだり、加湿器自体にミネラルを蓄積させることは避けたいので、蒸留水に変えるのが望ましいというわけです。 また、加湿器を使用していない時は、加湿器の中に水を貯めないようにしてください。エアロゾル化した滞留水を吸い込まないようにするためです。 貯水タンクを空にし、内部を布で拭いて乾かし、使用する時に再び水を入れましょう。
理想的な掃除方法と頻度
メイヨークリニックは、加湿器がバクテリアや菌を空気中に撒き散らさないよう、3日に1度は掃除することを推奨しています。 さらにアメリカ合衆国環境保護庁は、加湿器のプラグを抜いてブラシでこすり、タンクの側面や内部から付着物や膜を取り除くことも推奨。 次のステップでは、取扱説明書を参照して、メーカーがマシンのクリーニングに推奨している洗浄液を確認していきましょう。 たいていの場合、以下のいずれかになるはずです。 蒸留白酢 3%の過酸化水素水 漂白剤で洗浄できる加湿器もありますが、すべてものが対応しているわけではありません(酢と漂白剤は決して同時に使用したり、混ぜ合わせないでください。大変危険です)。 どの洗浄剤を使うにせよ、洗浄液を加湿器に通すのではなく、10~20分ほど水タンクにためてから、水を捨ててもう一度こすり洗いをするようにしましょう。 そして何度かすすぎ、布で水気を拭き取ります。これでお掃除は完了です。 Source: Mayo Clinic, EPA, Target(1, 2)
ライフハッカー・ジャパン編集部