「令和の米騒動」 ”米不足”が叫ばれる中 静岡県内で注目されるのはあの場所…
“令和の米騒動”とも表現される米の需要増加。そうした中、静岡県内の道の駅が注目されています。 鎌を使って稲刈りをする児童たち。これは、富士市立元吉原(もとよしわら)小学校の5年生が2024年5月に自分たちで植えたコシヒカリです。 ●小学5年生: 「いつもなにげなくお米を食べていたが、頑張って農家さんたちがとっているんだと思った。」 ●小学5年生: 「(農家さんに)しっかり育ててくれてありがとうという気持ちを思いながら食べたい。」 黄金色に輝く稲穂。本来ならば新米シーズンに市場も大きく盛り上がりますが、今年はいつもと様子が違います。 ●笹村朱里アナウンサー: 「道の駅 掛川に来ています。今まさに米農家の方が新米が並べています」 県内でもスーパーなどで、米が品薄状態になる中、いま全国的にも注目されている「道の駅」です。道の駅では、地元農家が直接商品を納品していることが多いため、米に関しても店頭に並ぶスピードが速いといいます。6日も道の駅掛川では入荷したばかりの米が、飛ぶように売れていきました。 ◆客(浜松市民60代): 「(スーパーに)行っても米が無くて、たまたま新米があったので、即買わなきゃって。お家帰って早く食べたい」 ◆客(浜松市民60代): 「朝スーパーに行っても、全くない。新米でこの価格でしたらまあいいかな」 6日はコシヒカリの新米が5kgで2781円。2023年に比べ250円ほど値上がりしているといいます。 ●笹村アナウンサー: 「午後1時前、残り一つだった新米が売れ、完売となりました」 30袋あった新米は、およそ3時間で、完売となりました。需要に対して供給が追いつかない現状に農家は・・・。 ●平尾農園 平尾秀子さん: 「これ以上出してあげたいけど、うちの(在庫)が無くなってしまうので、これくらいで納めさせてもらっている。高齢の人たちとか食べざかりの子供たちのいるところへ送ってあげたいくらいの気持ち。お米は日本の主食だから、使ってもらいたい。掛川のお米おいしいです! 全国的に広がる“令和の米騒動”。道の駅掛川ではこの先も安定的に米の販売を続けていきたいとしています。