甘利大臣辞任会見会見(全文4・質疑応答1)
甘利:いや、まったく分かりません。 朝日新聞:朝日新聞の(聞き取れず)。現金の授受のとこをちょっと聞きたいんですけども、14日のほうは菓子折りを、これは虎屋のようかんっていうふうに報道されてたんですけど。 甘利:ようかんかどうか分かりませんが、大きい袋、もらったときちょっと重かったのはなんとなく覚えてます。 朝日新聞:そうすると、受け取ったときには現金が入ってるってことは認識はなかったという。 甘利:分かんなかったですね。たぶん、中に入ってて、それで置いて、で、秘書にお菓子もらったよって言って渡して、秘書がかなり立派だったらしい、大きいのし袋みたいな、祝儀袋みたいのが入ってたと。とにかく、大臣祝いとか、大臣祝いっつったって1年ぐらいたってんですけども、初めて大臣室に来られるんでなんか、秘書かなんか言ってたような気がします。それで、じゃあ、会社からの政治献金ということでちゃんと処理してねっていうことで言った記憶があります。 朝日新聞:もう1つ、2月の2日辺り、1日のほうなんですけども、こちらのほうは現金を受け取ったという認識はあったんですか。 甘利:来られる前に、私、秘書に来客が入ってるときに、知らない人でなんでもかんでも会わせるなと言ってるもんですから、清島、A秘書にもかなり、いきなり連れてきて、あとで私がなんのために、なんの要件でこの人来たのか分かんないことがあるので、ちゃんと確認しろって言ったときに、確か、ちょうど大臣室のあと、舌がん騒ぎになります。11月14日ですから、中旬から下旬でうちの公設秘書にだけ最初に言って、かなり深刻な状態で、もんもんとしていたまま、あの前、フロマンとやった12月1日の前に、もうがんって分かるわけなんです。だから、あのときのあの交渉は私は、これが政治家最後の交渉と思ってやりましたですね。 朝日新聞:その秘書は300万円を、要は費消しちゃったということになりますと、横領ということになると思うんですけども、これの辺の処理についてはどう、(聞き取れず)。 甘利:もうそれは、まずどうやった形で返せるのかですね。政治資金規正法上は入ってない金をお返しすることになるので、返しますけど、全部返しますけども、それは選管と相談するように指示してます。とにかく地元で何が起きているかがまったく分からない。で、そういう付き合いで、何回もフィリピンパブとか報道されてますけども、まったく不覚ですけども知りませんでした。とにかく、地元を放りっぱなしにしちゃったという、つけが回ってきたということでしょうか。 朝日新聞:調査の結果次第、じゃあ結果を(聞き取れず)刑事的な告訴を考えると。 甘利:東京地検の人に、これ私、誰だか知らんですよ、接触できませんから、知りませんから、特捜の人、経験者に全部調べてもらってます。それの報告です、今日は。してますから、それをずっとやってもらうと。これ結構時間かかると思いますけど。 朝日新聞:すいません、あと1点だけ、政治記者として聞くんですけども、大臣が辞任を考えられたのはいつごろで、それで総理にお話ししたのは、先ほどお話がありましたけども、いつごろなのかっていうことをもうちょっと詳細に教えてもらえますか。