Wii U『スーパーマリオメーカー』が発売された日。らくがき感覚の簡略さでコースを作れることに多くのユーザーが脱帽した新感覚のエディットゲーム【今日は何の日?】
※本記事は、2023年9月10日にアップした記事を再編集したものです。 誰も見たことがないオリジナルコースを“作って、遊ぶ” 【記事の画像(4枚)を見る】 いまから9年前の2015年(平成27年)9月10日は、Wii U用ソフト『スーパーマリオメーカー』が発売された日。 『スーパーマリオメーカー』は、任天堂から発売されたコースエディット&アクションゲーム。『スーパーマリオブラザーズ』の発売30周年という大きな節目を迎えた2015年に発売されたこともあって大きな話題を呼んだ。 任天堂が定めたゲームジャンルが“作って、遊ぶ”になっていることからもわかる通り、本作最大の特徴は2Dの『スーパーマリオ』のコースを自分で作って遊べてしまうところ。しかも、自作のコースをインターネット上に投稿して世界中で共有できたのだからありがたかった(投稿機能は2021年3月31日で終了している)。『スーパーマリオ』のコースエディットなんて言うと、ゲーム内のモードも含めて過去にもありそうだけど、じつはなかったようで本作が初の試みとなっている。 本格的なエディット機能としてはかなり規格外の簡略さでコース作りが可能で、パレットを開いて配置したいパーツを選択し、Wii U Game Padとタッチペンを使ってパーツを配置していくだけ。コースの絵を描くような“らくがき感覚”でエディットできてしまうのだから多くの人が驚いたのではないだろうか。パーツをドラッグしたまま振ると機能が変化するものなどもあって、とにかく利便性に富んだ発明がそこかしこに散りばめられていた。 過去の『スーパーマリオ』のステージ再現なんかはお手の物。本作ではノコノコなどの敵とスーパーキノコを組み合わせて巨大化させたり、羽を付けて空を飛ばせたりと新たなパーツを生み出すことさえ自由自在。キラー砲台とコインを組み合わせて、キラーの代わりにコインを発射させたりするなど、プレイヤーの発想次第でいままでになかった『スーパーマリオ』だって生み出せる。 しかもアップデートによってパーツが追加されたりもしたので、全世界のエディット職人たちの創造力を大いに刺激したことだろう。高難度コースなどのユニークなコースはネット上でもたびたび話題になっていたので、噂を聞きつけてチャレンジしてみたなんてユーザーも多かったのではないかな。 2016年12月1日にはニンテンドー3DS版『スーパーマリオメーカー for ニンテンドー3DS』が、2019年6月28日には続編となる『スーパーマリオメーカー2』がNintendo Switchで発売。シリーズ化されて、より楽しくコース作りができるようになっている。