山本由伸、復帰2戦目は4回無失点 毎回ピンチ背負うも驚異の粘りで脱す 三回は味方好中継プレーに救われ、四回は無死三塁を切り抜ける 7勝目はお預け
「ブレーブス0-9ドジャース」(16日、カンバーランド) ドジャース・山本由伸投手が復帰2戦目の登板に臨み、4回72球4安打無失点だった。復帰後初勝利となる7勝目はお預けとなった。 初回は先頭のハリスにフルカウントから四球を与えた。4番のオルソンにも四球で2死一、三塁のピンチを背負ったが、5番のラウレアーノを三ゴロに打ち取り、無失点の立ち上がりとなった。二回も先頭のマーフィーにセンターオーバーの二塁打を打たれ、ピンチを背負ったが、後続を断った。三回も先頭のハリスを左前打で出塁を許すと、続くソレアに二塁打を浴びた。しかし、圧巻の中継プレーでハリスを本塁でアウトにし、失点を免れると、3番オズナを三ゴロ、4番オルソンを二ゴロに打ち取りピンチを脱した。 四回も先頭打者のラウレアーノに三塁打を許し、ピンチを背負った山本。それでもマーフィーを空振り三振、アルシアを三ゴロ、ウルシェラを遊直に抑えて切り抜けた。この回を終えて、72球。メドとしていた75球が迫り、この回でマウンドを降りた。 山本は10日のカブス戦で復帰登板に臨み、4回4安打1失点で降板。12個のアウトのうち8個を三振で奪う圧巻投球を見せた。上限60球の球数制限があった中、59球で4回を投げきり復活を印象づけていた。 山本は6月7日のヤンキース戦では7回、移籍後最多の106球を投げ、2安打無失点の快投だったが、降板後に右上腕に張りが出たため、次回登板を延期。中7日の調整で臨んだ6月15日のロイヤルズ戦は試合前の投球練習時から患部に張りを感じながら登板し、2回、28球を投げ終えたところで自ら降板を申し出た。降板直後は右腕上腕三頭筋の張りと発表されたが、精密検査で右肩腱板に損傷が見つかった。約4週間のノースロー、2度のマイナーでのリハビリ登板を経て復帰していた。