広島市安佐南区の不適切な盛土問題 「排水対策工事が必要」 県が方針固め住民説明会を開く
広島ニュースTSS
広島市安佐南区で不安定な盛り土の上に産業廃棄物処理場が拡張されていた問題で、地盤を調べてきた県が「工事が必要」との結果をまとめる方針を固めたことが分かりました。 広島市安佐南区上安町の盛り土を巡っては、3年前に起きた静岡県熱海市の土石流災害をきっかけに行われた緊急調査で、県が、のり面の一部が崩れていることを確認し、「不適切な盛り土」として公表していました。 崩落防止の工事が必要かどうかを調べるため県は去年9月から調査を進めていて、この程、「盛り土内部の地下水排水対策工事が必要」とする調査報告書をまとめる方針を固めました。 詳しい調査結果は17日開催する住民説明会で提示されます。 その内容を受けて、広島市は、工事が必要かどうかを具体的に検討することになります。 工事は本来、土地所有者が実施しなければなりませんが、上安町の盛り土は開発者が不明で所有者が確定しておらず、工事費用が公費負担となる可能性もあります。
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