堤聖也、比嘉大吾とタイトルマッチに驚き「辞めると聞いていたんで」 就職先が見つからなかったことも影響
Prime Videoは『Prime Video Boxing 11』として、2025年2月24日に東京・有明アリーナで行われる那須川天心対ジェーソン・モロニーのバンタム級世界ランカー対決、中谷潤人対ダビド・クエジャルのWBC世界バンタム級タイトルマッチ、堤聖也対比嘉大吾のWBA世界バンタム級タイトルマッチを独占ライブ配信することを発表した。27日には都内で会見も行われた。 【集合カット】闘志燃える…!大会に向けて意気込んだ那須川天心、中谷潤人ら もともと食事を共にしたり、連絡を取り合う友人であった堤と比嘉だが、今年は対照的な年末を迎えた。堤は10月に井上拓真に判定勝ちし、世界王座を獲得。比嘉は9月にWBO世界バンタム級王者・武居由樹に挑み、判定負けとなり、引退も示唆していた。そんな中で堤と比嘉の世界戦が決まった。会見で、堤は「もともと初防衛戦は、WBAのランキング的に那須川(天心)選手が来んのかなとか思ってたんですけど、比嘉という名前聞いて僕は辞めると聞いていたんで『来たか』という印象です。びっくりはしました」と明かす。アマチュア時代から対戦を重ねてきた相手。堤は「まだ僕がアマチュアでやってる時に、大吾は世界チャンピオンになって刺激をもらえる存在。やっぱり尊敬してる友人です。今回、世界タイトルでやれるのは、友達として面白いかなとは思ってます」と語った。 一方の比嘉は「自分でも本当、前回でもう辞めるつもりだったんですけど…。復帰した理由は多々ありますが、やっぱり就職先が見つからず、ちょっとどうしようかな、と」と正直に打ち明けた。ただ「ある日、起きたら『よしやろう』と思って。すぐ(志成ジムの)二宮(雄介マネジャー)さんに連絡したら『こういう話あるよ』とチャンスをくれた。『よろしくお願いします』という感じでした」とした。改めて堤について比嘉は「アマチュアの時もプロの時もやっていて、勝ったことはない。こういう形になっております。次はしっかりお互いに仕上げてくるんで頑張りたいと思います」といい試合にすることを約束していた。 試合への意気込みを問われると堤は「今回もしっかり覚悟持って準備して、僕のやってきてるボクシングが、当日リングの上で発揮できたらなと思います」と力を込める。比嘉も「頑張りますので、よろしくお願いします!」とメッセージを送っていた。 第11弾では、4団体王座を日本人選手が独占しているバンタム級のWBCとWBAのダブルタイトルマッチに加え、那須川対モロニーという“次期挑戦者決定戦”とも言うべきカードも組まれた。「バンタム級最強は誰だ?」というシンプルな問いに対して一定の答えが出るのか、さらなる注目カードが浮上してくるのか。来年2月24日の3試合に注目だ。 『Prime Video Boxing』は Amazon ブライム特典対象のライブ配信となる。 ■Prime Video Boxing 11対戦カード 【WBC世界バンタム級タイトルマッチ】 王者 中谷潤人 vs ダビド・クエジャル 【WBA世界バンタム級タイトルマッチ】 王者 堤聖也 vs 比嘉大吾 【バンタム級10回戦】 王者 那須川天心 vs ジェーソン・モロニー