【密着】ドミニカ共和国 障害児の日常生活のリハビリを行う「作業療法士」として奮闘する娘へ届ける両親の想い
この国で生きる人々にとってなくてはならない存在となった娘へ、両親からの届け物は―
実際に働く姿を初めて見た父・博隆さんは「はっきり言って自分の子どもではありますけど、よくやってるなっていう思いです」と感心する。一方、子どもが大好きで、障害児と向き合う仕事に情熱を注いでいた母・弘子さん。現在も精力的に子育て支援のボランティア活動を行う弘子さんは、加絵さんのリハビリで「ダンスができるようになった」という人を見て、「一番の褒め言葉だと思います。できなかったことができるようになるのは私たちにとっても、すごく大きな喜びになります」と共感する。 この国で生きる多くの人々にとってなくてはならない存在となった娘へ、両親からの届け物は手作りのおもちゃ。小さなペットボトルを2つ合わせ、砂時計のように液体が流れ落ちるおもちゃと、マジックテープがついたぬいぐるみをくっつけたり剥がしたりするおもちゃ。障害がある子どもたちのために使って欲しいと父と母が手作りしたもので、母も実際にボランティアの現場で使っているものだ。加絵さんは「ちょうど欲しかったの!」と、さっそく仕事で使いたいと喜ぶ。そして、「見ている方向がずっと似ているのかな。そういう機会を人生において与えてくれたのも父と母ですし、やりたいことを全部応援してくれていた。感謝してもしきれないです」と両親への想いを語るのだった。 (読売テレビ「グッと!地球便」2024年2月25日放送)
読売テレビ「グッと!地球便」