「一作目で小ぶりだが、味に間違いない」富谷市で今年初めて栽培・収穫した『セリ』の試食会(宮城)
ミヤギテレビ
鍋料理や汁物の具として冬の時期に需要が高まる『セリ』。 宮城県内の収穫量は全国トップで、名取市や石巻市などで栽培が盛んだ。 こうした中、富谷市では今年初めて栽培・収穫した『セリ』の試食会が開かれた。 【画像】富谷市で初栽培・初収穫!鍋にぴったりの”セリ” 「味に間違いない」<写真8枚>
新たな特産品にしようと、富谷市で今年から始まった『セリ』の栽培。 市役所の近くにある2アールほどの休耕田で、収穫作業が本格化している。 市の後押しを受けた地元の農業法人が、有機肥料を混ぜた土と地下57メートルから汲み上げた地下水でセリを栽培し、今年9月に植えた苗は猛暑の影響もなく30センチほどに成長した。
農業法人友美アグリs・岡本敏明さん 「今年は一作目ということで、まだ小ぶりですけれど味は間違いないです」
11日は、収穫しばかりの『セリ』の試食会が開かれ、カモ肉と合わせたセリ鍋が関係者に振る舞われた。 シャキシャキとした食感と、苦味が少なく食べやすい味に仕上がったという。
試食した人 「苦みも少なくてとてもおいしいです」 富谷市・若生裕俊市長 「新しい富谷の特産品に、みんなで育てていただければと思います」 農業法人友美アグリs・岡本敏明さん 「栽培面積をこれから増やして、富谷市を代表する特産品に育てていきたいなと考えています」
富谷市では休耕田を活用して年間2トンの収穫量を目指し「とみせり」としてブランド化を図りたいとしている。