田中梓沙選手&西山真瑚選手「ネットで梓沙ちゃんを見つけた」 | フィギュアスケーターのオアシス♪ KENJIの部屋
田中:連絡が来たときは、本当にびっくりしました。アイスダンスは滑りやすい、滑りにくいがあるって聞くんですけど、本当に初めてちゃんと組んで滑ったので、何がいい、何が悪いかが、全然分からなくって。どうやった?
西山:トライアウトを1回やっていたんですけど、初めてアイスダンスをやるとは思えないぐらい、アイスダンスのノウハウややり方とかも分かっているように感じた。だから、滑りにくさは全く感じなかったです。
KENJI:アイスダンスはスケート靴もエッジも違うけど、それはどうやったの?
田中:初めて乗ったときは全く滑れなくて…。ほんまに子鹿みたいに震えながらでした。めちゃくちゃ怖いし、シングルよりも柔らかい。滑れませんでした。もともと硬い靴が好きだったので、「本当にこの靴で滑るんですか」って何回も確認したくらいです。初めの2~3ヶ月ぐらいは怖かったです。
KENJI:エッジは?トゥがないやん。
田中:あると思ってトゥをついたらなくて、すべって転んでの繰り返しみたいな感じでした。ターンでも転びましたし。クロスはスピードが本当に出ないなとも思いました。スピンも回れなかったです。
KENJI:シングル靴の方が回りやすいね。真瑚ちゃんは、アイスダンスもやってたけど、組んでみて思ったことは?
西山:アイスダンスのことを分かっていて、滑っていても違和感は全くなかったです。今までアイスダンスに経験がないのに、これだけ適用できてすごいなと率直に思いました。ただ、初めての実質的な練習はアイスアカデミーモントリオールだったんです。1日目からアカデミーの練習レベルが高すぎて、僕が全くついていけてなくて。初めてのチームで初めての練習場所。ものすごくレベルが高い練習をするので、僕も子鹿みたいな感じでした。
カナダを拠点にした理由
西山:自分はもともとトロントのクリケットクラブでアイスダンスを練習していたんです。そのときから「本当にトップを目指すなら、アイスアカデミーモントリオールに行った方が良い」と言われていました。樋口豊先生からも「アイスダンス1本にして、本当に上を目指すならそこしかないでしょう」という言葉もあったんです。梓沙ちゃんに声をかけたときも同じで。キャシー先生と3人で話したとき「今、世界で一番良い環境はモントリオールだと思う」と。僕自身もトロントに戻ろうかなと思ってはいたんですけど、あれだけ知見のある先生方がそろって同じことを言うなら「モントリオールは間違いないんだろう」って思いました。もちろんものすごく実績のあるアカデミーだから当たり前ではあるんですけど、自分の中でも、今までの環境にけじめをつけて新しい環境で頑張ろうと思っていたこともあって、モントリオールに行くことを決めました。
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