光宙、七音、桜桜桜…「キラキラネームはつけないで!」法務省が改正戸籍法で指針したワケ
「光宙」「七音」「桜桜桜」──「これ、なんて読むの?」と聞きたくなるキラキラネーム。法務省は来年5月に改正戸籍法を施行する。それに向けて、16日市区町村の担当者向け説明会でキラキラネーム受理の指針を明らかにした。 「キラキラネーム」制限強化に賛成8割…誰でも読める“シワシワネーム”の逆襲が始まる? 「改正法では、許容できる読み仮名は『一般に認められているもの』に限られます。新生児の名前届に特殊な読み仮名があった場合、親にその根拠を示す書面の提出を求めることができます。辞書や雑誌などの資料を添付してもかまいません。自治体が判断できなければ法務局が判断しますが、これまでのキラキラはほぼ使えなくなります」(関係者) 法務省が懸念するのは今後、戸籍をデジタル化する際に、読み仮名が多数あると、入力ミスでぐちゃぐちゃになるから。将来的にマイナンバーに紐づけするから、また国民の批判のマトになりかねない。 ちなみに冒頭のキラキラネームの「光宙」はピカチュウ、「七音」はドレミ、「桜桜桜」はあらし。 他にも男の子に美俺(びおれ)、行晃(いけてる)、渉愛人(ふぁいと)、雨存(あまぞん)。女の子に緒茶女(おちゃめ)、愛人(らびっと)、不思議(はてな)、永久恋愛(えくれあ)……。 親は「かわいいから」とつけるのだろうが、年を取ってから「ピカチュウさん」はないだろう。