障害者と健常者が交流、アグーナリー閉幕 福島県猪苗代町 感謝と友情、アーチで表現
福島県猪苗代町の国立磐梯青少年交流の家を舞台にした日本アグーナリー(国際障がいスカウトキャンプ大会)は12日、閉幕した。障害者や健常者のボーイスカウトらがキャンプなどを通じ、5日間にわたって交流を深めた。 閉会式で大会長の水野正人ボーイスカウト日本連盟理事長が「全員が充実したプログラムを完了した。一生の思い出として、学んだことを今後に生かしてほしい」と呼びかけた。参加者は全員で手をつなぎ、感謝と友情を表現した。手つなぎのアーチを笑顔でくぐり、会場を後にした。 日本アグーナリーはボーイスカウト日本連盟の主催。国内外から約900人が参加した。人格と個性を尊重し合う社会実現を目指し、障害者、健常者が一緒になって工作や料理などのプログラムに挑戦した。 10日には秋篠宮家の次女佳子さまが視察された。 4年に1度の開催で、13回目。2020(令和2)年に開催予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大のため延期となっていた。