8回1失点の力投で今季3勝目を挙げた九産大・水﨑

　◆福岡六大学野球秋季リーグ戦第3週第1日　九産大7―1九共大（21日、九産大野球場） ■卒業から2年、福大同期が1軍舞台で再会2ショット【写真】 　4季連続優勝を目指す九産大はエースの右腕・水﨑康平（3年・沖学園）が8回1失点と力投し、ライバル九共大に快勝して開幕5連勝で単独首位をキープした。 　水﨑は8安打を許しながら威力のあるストレートで要所を締めた。開幕戦を含む今季3度目の先発で、負けなしの3連勝。「1イニングをゼロで抑えることだけ考えて、ピンチでもあせらずに平常心を持って投げられた。チームを勝たせられて良かった」と笑顔で語った。 　1年秋に右肘を痛め、肘の靱帯（じんたい）再建手術（トミー・ジョン手術）を受けて戦線を長期離脱。復帰した今春はリーグトップタイの4勝を挙げてチームの優勝に貢献した。「今はしっかりケアができている。ウエートトレーニングで上半身全体を強化するようにしている」と、好調ぶりをアピールする。 　春は規定投球回数に到達せず、個人タイトルを獲得できなかった。今季は3試合に登板して防御率1・29で、最優秀防御率を視野に入れる。チームの4連覇と自身初のタイトルに向けて、右腕は「任された試合を一つ一つ勝っていけば優勝もタイトルも見えてくる。まずはチームをしっかり勝たせられるよう1イニングに集中して投げ抜きたい」と口元を引き締めた。（山崎清文）