南風原で土砂崩れ、住宅地に流れ込む 連日の雨影響、一時8世帯に避難指示 沖縄
【南風原】8日から降り続いた大雨の影響で、南風原町新川の斜面地で土砂崩れが発生していたことが20日までに分かった。斜面に隣接する住宅2世帯の敷地に土砂が流れ込み、うち1世帯は大量の土砂が入って扉のガラスが割れるなどの被害が出た。敷地の裏側に土砂や泥水が入り、土砂崩れの範囲も次第に大きくなっているという。 【写真】比地川、応急的なしゅんせつ始まる
同地区は土砂災害警戒区域に指定されている。町役場職員によると、9日午前10時に1時間30ミリ以上の激しい雨が観測され、その後も雨が続いたことが土砂崩れの要因という。15日に8世帯14人に避難指示が出され、うち1世帯3人が現在も避難施設に寝泊まりしている。避難解除のめどは立っていないという。 避難施設に家族で寝泊まりする住民は「一日一日景色が変わり、大きな木も倒れそう。木の根っこもえぐれてきている。今度雨が降ったら、大きな木や土砂が落ちてくるのではないか。寝られなくて大変だ。めどが立たないのが不安」と吐露した。
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