【浦和】DF宇賀神友弥が引退会見 将来の夢は「浦和のGM」サポーターの矢面に立つ覚悟も十分
今季限りでの引退を発表した浦和レッズのDF宇賀神友弥(36)が26日、さいたま市内の練習場で引退会見を行った。 今季からJ3岐阜から浦和に復帰し「引退しにきたわけではない」と、ポジション争いに真っ向勝負を挑んだが、今季は1試合1分の出場にとどまった。 宇賀神は「シーズンが進むにつれ、自分の立ち位置、立場が分かっている中でも全力でやってきた。クラブとも、監督の構想に入ってないのが分かりながらも練習するのは厳しいという話をする中で、自分なりにここまでかな、と葛藤した」。 2週間ほど前にクラブと話したところ「選手としてはここまでではないか」と言われ、引退を決意した。 今後の大きな目標は浦和のGMになること。「このクラブのGMになることが僕の次の夢で。その夢をかなえた後は、このクラブがいるべき場所にもう1度も戻さなくてはいけない。Jリーグと言ったらレッズ、アジア代表と言ったら浦和と。このクラブがそういうクラブになることを見据えてGMになりたい」と話した。 来年の仕事については「まだ決まっていない」と未定だが「GMになる夢はぶれない」とキッパリ。GMの立場は成績が悪ければ矢面に立ち、時にはサポーターから叱咤(しった)激励を真正面から受けることになる。宇賀神は「何年、このクラブでやってると思っているんですか。ぶつかりあうことは大事」と、真正面から向き合う覚悟はできている。 15年間の現役生活で「ライバルを見つけることがうまかった」とも振り返った。槙野智章氏、森脇良太氏とは仲がよくも「負けたくない」という気持ちを持ち続け、刺激を受けていたという。今後も「シティーグループに負けたくないな」とジョークを交えながら、夢へと思いをはせていた。