京山陽春×田中涼星が語る『カリスマ de ステージ』の魅力
『カリスマ』をさらに盛り上げていきたい
――演じるキャラクターの好きなところを教えてください。 京山 7人それぞれ好きですが、ふみやは演じていてより好きになるキャラクター。ぱっと見ではわかりづらいけど、ゾーンに入るとどんどん沼にハマっていく感覚がありますね。「これはこういう解釈なのかな」と考えさせられるのが魅力だと思っています。あとは、原作でもあるけど、お客様に直接問いかけるチートっぽいところも好き。 田中 天彦は気づいたら虜になっている感じがする。みんなのことをちゃんと大好きなのが可愛らしいなと思いますし、シンプルに大人の魅力を感じる時もあって、すごく楽しいです。 京山 楽しそうだもん(笑)。 田中 相手に何か投げかけて反応を楽しむところは役者にも通じる。はちゃめちゃだけど、実は人間力が高くて愛されるべき人間です。ただ、この役を演じていると、全部の単語がセクシーに聞こえちゃうんですよ(笑)。 京山 シーンが進まない時あるもんね(笑)。それでツッコんじゃったら全部そうだよみたいな。 田中 そう。「ツッコんじゃったら」とかも変換される(笑)。頭が乗っ取られるくらい引力があって、周りをハッピーにできる人だと思います。 ――日替わりゲストがいらっしゃいますが、特に楽しみなのはどのカリスマでしょう。 京山 個人的に、こどもたちのカリスマが来た時の天彦が気になる。キャラクターとしては逆だから(笑)。 田中 二丁目のカリスマは天彦と気が合うかもしれません。あとは2.5次元のカリスマじゃないですか? 我々も目指さないといけない存在ですし、誰が来るのか。 京山 幕が開かないとわからないので、「この人だったんだ」という面白さもあると思う。 田中 初日と千穐楽の日は配信もあるので、チェックしてほしいです。 ――楽しみにしている皆さんへのメッセージをお願いします。 京山 前回よりパワーアップしているのはもちろん、「あっという間だった」という時間をご提供できる自信はすでにあります。規模が大きくなったステージを7人でどう埋めるのか、どんなエピソードをやるのかを楽しみに来ていただきたいと思います。 田中 もし悩みがあっても、この作品を観終える頃には悩みが消える。それくらいのパワーを持っている作品だと思います。『カリスマ』というコンテンツ自体と生の舞台のパワーが噛み合ったものを届けられると思うので、楽しみにしていてほしいです。原作もかなり盛り上がっていて、舞台もシリーズの新たな風になるという期待と責任を感じています。さらに波に乗せて、『カリスマ』も僕ら自身も愛してもらえるように一緒に楽しんでいきたいです。 取材・文:吉田沙奈 撮影:石阪大輔 <公演概要> 『カリスマ de ステージ』~おかえり!カリスマハウス~ 期間:2024年6月28日(金)~7月7日(日) 劇場:品川プリンスホテル ステラボール 原作:Dazed CO.,LTD. 松原 秀 脚本・総合演出:川尻恵太(SUGARBOY) 演出:白鳥雄介 音楽:月蝕會議 【キャスト】 伊藤ふみや役:京山陽春 草薙理解役:岩田知樹 本橋依央利役:持田悠生 猿川慧役:寶珠山駿 湊大瀬役:露口祐斗 テラ役:丸山和志 天堂天彦役:田中涼星 ほか 主催:『カリスマ de ステージ』製作委員会