クラブ史上最高額で加入も昨季公式戦3得点…不振のソシエダFWサディク、“中指立てた”写真をSNSに投稿
レアル・ソシエダのFWウマル・サディクによる公式Instagramの投稿が、物議を醸しているようだ。4日、スペイン紙『アス』が報じている。 イマノル・アルグアシル監督の“9番”への苦悩は続く。FWアレクサンデル・イサク(現ニューカッスル)、FWアレクサンダー・セルロート(現アトレティコ・マドリード)と継いできたセンターフォワードのポジションに、クラブ史上最高額となる2000万ユーロ(約28億円)で迎えられたウマル・サディク。しかし、加入1年目のシーズンを前十字じん帯断裂の大ケガで棒に振ると、2年目となった昨シーズンは公式戦3得点。度重なる決定機逸脱を繰り返し、指揮官からの期待に応えることはできなかった。 昨シーズン終盤は、同ポジションが本職ではないFWミケル・オヤルサバルやFWシェラルド・ベッカー、さらにはMF久保建英らが代わる代わるに起用され、サディクはベンチを温める機会が増えていった。また、新シーズンに向けたプレシーズンにおいても、パフォーマンスは上向かない。3日に行われたレンヌ戦でも、センターフォワードのスタメンに指名されたのはベッカーで、サディクに与えられたプレータイムは68分からだった。 こうした現状から、同選手に対する批判は日に日に大きくなっている中、そのレンヌ戦後についに“悪い形”で爆発してしまった。『アス』によると、自身の公式Instagramのストーリーズ機能を更新し、中指を立てた写真を投稿。約1時間後に投稿を削除するとともに、「先程の投稿について謝罪する。あれは間違って投稿したもので、意図があったわけではない。誰かや何かに対して、言及したものではないんだ」と釈明している。 なお『アス』は、「ナイジェリア人ストライカーはキャリアにおける最悪の瞬間を経験している」と指摘。続けて「自信を失い、多くのファンから批判を浴びる彼は、自分の中にいる悪魔と戦っているのだ」と見解を示しているが、サディクは不振脱却のきっかけを掴むことができるのだろうか。
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