【ハイライト動画あり】東京サントリーサンゴリアス、コベルコ神戸スティーラーズとのプレーオフ進出争いに勝利
だが、すぐにスティーラーズも反撃し、16分に再びガットランドがPGを決めて、6-5と逆転する。その後、膠着した状態が続いたが、今度は36分にスティーラーズのキャプテンLO(ロック)ブロディ・レタリックが危険なタックルでシンビンとなる。
数的優位となったサンゴリアスは、前半ロスタイムにSO高本幹也が、中央からPGを沈め、8-6と2点リードで前半を終えた。
セカンドハーフ、先手を取ったのは前節で後半の戦いが課題だったサンゴリアスだった。後半6分、相手のゴールラインドロップアウトからボールを継続し、途中出場したCTB(センター)中村亮土がキックパスをWTB尾崎に通す。
最後はNO8ツイ ヘンドリックにオフロードパスをつないでトライ。ゴールも成功。さらに10分、再びモールを起点に右に攻めた後、左サイドにふり戻し、NO8ツイ、LOハリー・ホッキングスとつないでトライ。17分にはSO高本がPGを決めて23-6とリードを広げた。
20分、ようやくスティーラーズの反撃、FB(フルバック)山中亮平のキックカウンターからラインブレイクでチャンスを迎える。FB山中のグラバーキックを、FL(フランカー)サウマキ アマナキがキャッチして抜け出し、トライを挙げて10点差に追い上げる。
しかし、この日は集中力が高かったサンゴリアスは、24分、相手ゴール前のモールを起点に、ラックから右に振り戻して、SH流がロングパスをエッジで張っていたHO(フッカー)堀越康介に通してトライを挙げて、28-13とした。
スティーラーズもすぐに反撃し、26分、キックカウンターから途中出場のCTBマイケル・リトルが左サイドを50m走り抜け、そのままインゴールまで運ぶトライで、8点差に追い上げた。 しかし31分、SOガットランドがタッチキックをミスしてしまい、流れを断ち切ってしまう。
34分、サンゴリアスは相手のキックミスから得たスクラムを起点に、13回攻撃を継続し、最後は左サイドで、途中出場のSH齋藤直人からテンポ良くパスを受けたWTB尾崎がトライを挙げた。38分にはSO高本がPGを決め、36-20として勝負を決めた。