【ニューヨーク時事】年明け2日午前のニューヨーク外国為替市場では、薄商いの中、円相場は1ドル＝157円台前半で小動きとなっている。午前11時現在は157円10～20銭と、前営業日午後5時（157円16～26銭）比06銭の円高・ドル安。 　ニューヨーク市場は157円付近で取引を開始。年明け初日の取引で市場参加者は少なく年末からの閑散商いが継続する中、米長期金利の低下を眺めて、いったんは円高・ドル安に傾いた。ただ長期金利の下げ幅が縮小すると、ドルを買い戻す動きが見られた。 　東京市場が休場のため、持ち高調整が中心でレンジ取引となっている。 　米労働省が朝方発表した新規失業保険申請は12月28日までの1週間で前週比9000件減の21万1000件となった。労働市場の底堅さを示唆する内容を受け、発表後に市場は円売り・ドル買いで反応したが、一時的な動きにとどまった。 　市場は、米サプライ管理協会（ISM）が翌3日に発表する昨年12月の製造業購買担当者景況指数（PMI）などに注目している。 　ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ＝1．0270～0280ドル（前営業日午後5時は1．0348～0358ドル）。一時、1．0263ドル付近まで下落し、2022年11月下旬以来約2年ぶりの安値水準を付けた。対円では同161円40～50銭（同162円82～92銭）と、1円42銭の大幅な円高・ユーロ安。