生成AIでゲームプログラミングに挑戦 大阪・箕面の小学校 教育現場のDX化推進
大阪府箕面市立西小学校の児童らが、コニカミノルタ高槻サイト(大阪府高槻市)を社会見学し、生成AI(人工知能)を使ったゲーム作りに挑戦した。 同小5年の児童約140人が学校から持参したタブレット端末を使って、ゲーム作りに挑んだ。7~8人のグループに分かれて、イラスト作成とプログラムコード作成の2つの役割を決めて、それぞれが生成AIのチャットGPTに問いかけてゲームを作った。児童からは「初めてのゲーム作りだったけど難しい」「イラストがかわいくできた」などの声があがっていた。 箕面市と同社は令和元年から、文部科学省の実証事業として教育現場へのAI導入を実施している。4年には教育現場や行政、地域社会でデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するための包括連携協定を結んだ。 今回は「画像やAI技術を児童に体験させたい」という学校側からの要望を受け実現。同社の担当者は「初めての試みだったが、開発スタッフも児童らと交流することで新たな刺激になる。将来の進路につながるきっかけになってくれたら」とした。 同社によると、箕面市などで先行導入された学習支援サービス「tomoLinks」は全国約100自治体で導入されるなど、教育現場へのDX導入は拡大しているという。