MFC.VOICEがグランパスU-12との“愛知ダービー”を制して優勝!《JA全農杯全国小学生選抜サッカーIN東海》
因縁の愛知勢対決に
「JA全農杯全国小学生選抜サッカーIN東海」が3月10日、岐阜県関市のグリーンフィールド中池で行われた。 愛知、岐阜、三重、静岡の東海4県から、各予選を勝ち抜いた2チームずつ、計8チームが参加した今大会は、12分×3ピリオド制のトーナメント。試合は8人制で、第1ピリオドに出場した選手は第2ピリオドには出場できず、第3ピリオドは自由という独自のルールが採用されている。つまり少なくとも16人以上の選手が出場しなければならず、よりチームの総合力が問われるとともに、選手の成長に配慮された大会方式になっている。 東海大会は1日で3試合を行う厳しい戦いとなる中、決勝にたどり着いたのは愛知県の2チームだった。 愛知1位で今大会に参加したMFC.VOICEは初戦を4-1で大勝。勝てば全国大会が決まる準決勝は、序盤にシュートがポストを直撃するなど、なかなか得点が決まらない場面はあったものの、第2ピリオドで先制点を奪うと粘る三重1位のSAKAE FCを3-0と突き放し、持ち味である攻撃力を発揮して決勝に駒を進めた。 もう一方のブロックで勝ち上がったのは、愛知2位のグランパスU-12。1回戦は昨年のこの大会で優勝している静岡1位のFCガウーショと対戦した。第2ピリオドに1点を先制される苦しい展開となったが、その終了間際に「隙があったら絶対にシュートを打ってやろう」と、狙っていた後藤綜志(そうし)が見事なミドルシュートを決めて試合を振り出しに戻す。その後は両チームともに得点がなくPK戦にもつれ込んだが、3人のキッカー全員が決めたグランパスU-12が準決勝進出を果たした。 そしてその準決勝は3-1で快勝。第1ピリオドで2点を先行したグランパスU-12は、第2ピリオドで1点を返されたものの、第3ピリオドでダメ押しの3点目を奪い決勝に進むとともに、この大会最初の目標としていた全国大会出場を決めた。