万波中正を超える逸材?「現役ドラフトで移籍の長距離砲」にブレークの予感が
万波とは同学年
快音は止まらない。「二番・左翼」でスタメン出場した翌30日の同戦ではプロ初の4安打。2戦で9打数7安打とチャンスメーカーとして申し分ない働きぶりで連勝に大きく貢献した。一過性の勢いで終わらず、6月に入っても安打を重ねて目下8試合連続安打。打率.373、1本塁打、10打点の好成績を残している。外野の守備でも打球判断、送球の精度がまだまだ課題だが、俊足強肩を武器に試合に出続けることで成長の跡が見られる。 万波とは同学年。昨季25本塁打とブレークした姿はよきお手本だ。快進撃を繰り広げる日本ハムは若手と移籍組の活躍が目立つ。「マイナビオールスターゲーム2024」のファン投票中間発表で、日本ハム勢が10部門中9部門で1位を独占。先発・山崎福也、中継ぎ・河野竜生、抑え・田中正義、捕手・田宮裕涼、一塁・アリエル・マルティネス、二塁・上川畑大悟、三塁・郡司裕也、遊撃・水野達稀、外野手・万波中正がトップに。才能が次々に覚醒することで、チーム力の底上げにつながっている。スター候補生の水谷も後に続けるか。相手バッテリーのマークが厳しくなる今後が本当の勝負になる。 写真=BBM
週刊ベースボール