150万円を横領した罪 八代調停協会の元会長 初公判で起訴内容認める【熊本】
テレビ熊本
自身が会長を務めていた団体の口座から現金を引き出し、150万円を横領した罪に問われている元調停委員の男の初公判が6日、熊本地裁で開かれました。 被告の男は、起訴内容を認めた上で、被告人質問で「借金を返すために横領した」と答えました。 起訴されているのは、熊本地裁八代支部の元調停委員、佐藤 和貴 被告(65)です。 起訴状などによりますと、佐藤被告はおととし4月から10月にかけて、当時会長を務め自身が管理していた八代調停協会の銀行口座から7回にわたり現金を引き出し、150万円を横領した罪に問われています。 6日の初公判、佐藤被告は罪状認否で起訴内容を認めました。 検察は冒頭陳述で「佐藤被告には父親から引き継いだ会社が倒産した際の負債が2億円以上、自分自身の負債も2000万円あり、横領した金を借金の返済に使っていた」と指摘しました。 その後、被告人質問で弁護人から動機などを聞かれた佐藤被告は「仕事が減って毎月20万円から25万円の返済ができなくなり、横領した」と答えました。 裁判は7日も開かれ、結審する予定です。
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