デフリンピック、メダルデザイン決定 折り鶴で選手の活躍願う
東京都スポーツ文化事業団は15日、東京2025デフリンピック競技大会のメダルデザインを決定した=写真。全国の小中高生の投票によって決まった。 コンセプトは「みんなで羽ばたく」。メダル表面には折り鶴が大きく描かれている。選手が活躍し、大きく羽ばたいていく願いが込められている。このほか、縁起が良いとされている日本の伝統的な模様を使っている。 裏面は、いくつもの線が交じり合うデザインで「世界の人とのつながり」を表現している。リボンは、「藍鉄色」という緑色を含んだ濃い青色を採用。江戸時代の人が好んでいたとされる色で、日本らしさを取り入れた。 デザインは全国の小中高生8万543人がオンラインで投票して決定した。「みんなで羽ばたく」のデザインには、全体投票数の約半分に当たる4万458票が投じられた。 こどもたちからは「日本の文化である折り鶴がデザインされたメダルで、海外の選手の心に残ると思う」「裏のデザインから、耳が聞こえなくてもたくさんの人とつながりが持てるというところに感動した」といった意見が寄せられた。 都は今月下旬から試作品を都庁第一本庁舎で展示する予定。