「厳しいご意見があることは承知の上」J2降格の磐田からパリ五輪戦士が東京Vに移籍。苦悩の末に決断、ジュビロ愛は変わらず
「より厳しい環境に身を置きチャレンジしたい」
「ジュビロ磐田に関わる全ての皆さんへ」 クラブの公式サイトで、12月28日に東京ヴェルディへの完全移籍が発表された鈴木海音がメッセージを発信。ジュビロの下部組織育ちの22歳DFは、「アカデミーの頃から合わせて9年間、応援し支えてくださった全ての方へ感謝の気持ちで一杯です」と伝え、胸中を明かした。 【画像】サポーターが創り出す圧巻の光景で選手を後押し!Jリーグコレオグラフィー特集! 「今シーズン、個人として初めてのJ1の舞台となりましたが、皆さんの期待にピッチで応える事ができませんでした。まだまだ自分自身の力の無さを痛感しています。 そんな中で届いたオファーにありがたい気持ちと、降格させてしまった責任や、やり残した事があるという気持ちとで、これまでにないほど悩みました。しかし、自分の目標である海外挑戦やA代表での活躍を考えたとき、より厳しい環境に身を置きチャレンジしたい、という気持ちでこの移籍を決断しました」 今夏のパリ五輪にも出場した鈴木は、「様々な厳しいご意見があることは承知の上で、この決断が間違っていなかったことを次のクラブで証明できるように頑張ってきます」とさらなる成長を誓う。 新天地に赴くが、ジュビロ愛は変わらない。 「最後になりますが、ジュビロ磐田では、本当にたくさんの素晴らしい出会いがありました。僕は、街全体がジュビロを応援してくれている空気感やその温かさが大好きです。その気持ちはこれからもずっと変わりません。 小学生の頃から憧れ、いつどんな状況でも声を出し続け、飛び続け、選手たちにチカラをくれるヤマハスタジアムのサポーターの皆さんの前でゴールを決められたこと。ジュビロ磐田のユニフォームを着てプレーできたことは、自分の誇りです」 愛すべきサックスブルーに「改めて、ありがとうございました」と感謝した。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部