戦時中、多くの肢体不自由児を守った決断 長野で「疎開」に感謝する記念碑
上山田ホテルの若林和子さんは「来年はホテル開業100周年になるので、一区切りにもなってよかった」。疎開の経緯を調べた太田さんは「ホテルの関係者からの話をきっかけに全国にわたって調べ、まとめることができた。当時は学校の医療関係の設備など大掛かりな引っ越しも伴い、大変な苦労があったと思う」と当時をしのびました。 85年の歴史を刻んだ光明学校は現在、都立光明学園(世田谷区松原)になり、肢体不自由教育部門と病弱教育部門でそれぞれ小・中学部、高等部を持つ特別支援学校として伝統を引き継いでいます。
---------------------------------- ■高越良一(たかごし・りょういち) 信濃毎日新聞記者、長野市民新聞編集者からライター。この間2年地元TVでニュース解説