5回、巨人・丸佳浩を一ゴロに抑えたDeNA・ケイ＝東京ドーム（撮影・水島啓輔)

（JERA クライマックスシリーズ セ ファイナルステージ、巨人0－2DeNA、第1戦、1勝1敗、16日、東京D）番長の執念リレーが実った。DeNAは守護神森原が右肩のコンディション不良でベンチを外れるピンチに、5投手の無失点継投で逃げ切った。 【写真】DeNA・東克樹、肉離れ診断も東京ドーム同行でキャッチボール「痛みももうほとんどない」 最大の見せ場は2―0の八回。1番からの好打順に、レギュラーシーズンは6登板、1ホールドのみだった堀岡が抜てきされた。かつての本拠地で、1年前に戦力外を受けた古巣を相手に1回無失点の好救援で起用に応え「こういう場面で投げたいとずっと思っていたので、うれしい気持ちが大きかった。（DeNAに）拾ってもらったので、それに尽きる」とうなずいた。 チームを救う堀岡の力投に、三浦監督も「状態の良い投手をどんどん投げさせようと思った。球が強くなっているし、フォークで空振りも取れる。よく投げてくれた」と目を細めた。七回は経験豊富な山崎から坂本がワンポイント、森原に代わって九回を任された伊勢が三者凡退でセーブを挙げた。 エースの東が4回で降板したファーストステージ第1戦に続き、またもブルペンの力で勝利を引き寄せた。（浜浦日向）