川崎重工・裏金疑惑 6年で10数億 海自隊員の飲食代などに使われたか 防衛大臣「特別防衛監察」指示
関西テレビ
川崎重工業が、架空取引で得た裏金で、海上自衛隊に金品などを渡していた疑惑を受けて、木原防衛大臣は「特別防衛監察」の実施を指示しました。 また、関係者によると、渡していた物の中には、「ニンテンドースイッチ」が含まれていたということです。 【木原稔防衛相】「疑いという段階ではありますが、疑い自体が生じていることを深刻に受け止めています」 川崎重工業が、海上自衛隊の隊員に金品などを渡していた疑惑を受けて、木原防衛大臣は、5日、職員の職務が適正か客観的な調査をする「特別防衛監察」の実施を指示しました。 川崎重工業や防衛省によると、金品などは、潜水艦の修理などを行う神戸工場の部署が、下請け企業との架空の取引で得た「裏金」から支払っていました。 裏金は、6年間で10数億円にのぼり、川崎重工業は、「海上自衛隊の、潜水艦の乗組員の飲食代や、商品券の購入に使われた」と説明しています。 また、関係者によると、海上自衛隊の要望で、ゲーム機のニンテンドースイッチの購入にも、充てられたということです。 川崎重工業は、特別調査委員会を設置していて、年内には調査結果を公表することにしています。
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