佐々木朗希「アメリカで頑張ってきます」ファンへ直接語る、メジャー挑戦表明後初の公の場 相棒・松川もエール
ロッテのファン感謝デー「MARINES FAN FEST 2024」が17日に行われ、その開会セレモニーで今オフメジャーに挑戦する佐々木朗希(23)がスピーチ。 スタジアムに集まった大勢のファンに向けて「皆さん、5年間熱いご声援ありがとうございました」「アメリカで頑張ってきます。本当にありがとうございました」と話すなど、直接メッセージを届けた。 イベントは11時からスタートし、フィールドやスタンドに集まった大勢のロッテファンを前に、ダンスなどのオープニングセレモニーが行われ、その後、チームホワイトとチームブラックに分かれた56名の選手たちが入場。吉井理人監督(59)の挨拶の後に、佐々木が呼ばれ、直接メジャー挑戦への思いを語った。 吉井監督は「マーリンズは今季去年から順位を一つ落として3位になってしまいました。CSも突破できそうだったんですけども、おっちょこちょいな監督の采配ミスで、残念ながら落としてしまいました」と今季を振り返り、「本日は短い時間ですけども、最後までおっちょこちょいな選手たちと楽しんでください」と挨拶。 その挨拶の最後に監督が「あっ、すいません大事なこと忘れてました。来シーズンからマリーンズを飛び出して、高みに挑戦する選手が1人います。そうです。朗希です」と切り出し、佐々木がステージ中央のマイクへ。
◆CS後、初の公の場で挨拶
冒頭で「こんにちは。今回球団に後押ししていただきメジャーに挑戦させていただくことになりました。ファンの皆さん、5年間熱いご声援ありがとうございました」と挨拶。続けて「怪我などでなかなかうまくいかず、つらいときもあったんですけど、吉井監督、コーチ、チームメイト、スタッフたくさんの方々に支えられ、乗り越え、頑張ることができました。今回これまでいただいた熱いご声援、厳しい激励も全て力に変え、アメリカで頑張ってきます。本当にありがとうございました」と途中言葉を詰まらせながらも感謝の気持ちを伝え、会場はファンの温かい拍手に包まれた。 さらにバッテリーを組んでいた松川虎生(21)にもマイクが向けられ「頑張ってほしいと思います」とはにかみながら佐々木へエールを送った。 監督は佐々木のメッセージを受け、「いいピッチャーに育ってくれました。挑戦する若い選手を応援したいと思ってます」とエールを送り、最後は「朗希いなくなってもマリーンズ応援してください。よろしくお願いします」と会場を沸かせた。 ロッテは9日に、ポスティングシステムによる佐々木のメジャー移籍容認を発表。佐々木は球団HPで「正式にポスティングを許可していただいた球団には感謝しかありません」「マイナー契約から這い上がって世界一の選手になれるよう頑張ります」とメジャー挑戦にあたり思いを伝えていた。